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YG side
 
 
 
 
 
 
パンPDが両手で顔を覆った。
うん、分かります。そうなりますよね。





PD「あのな、宿舎で猫は飼えない」





想定内の反応にAが悲壮感を漂わせながら、パンPDに懇願する。





『そんな!!そこをなんとかなりませんか?!
こんなに小さくて可愛いのに、寒空の下にまた戻してこいと仰るんですか?』





「A落ち着け、パンPDなんとかなりませんか?
1ヶ月、いや1週間でいいんです!その間に里親を探します!」





PD「私もこんな可愛い子を外に放置するのは可哀想だと思うが…」





『それなら3日!3日間の間に探します!
ナムジュナにも力加減を覚えさせる良いチャンスだと思って、どうか!』




「僕たちの命のためにもどうかお願いします!」





2人で頭を下げながらもAは子猫をPDに見えるように高く持ち上げている。





PD「ヤァー!!もう、そんな目で見ないでくれ。
…分かった!1週間!1週間やるからそれまでに里親を見つけてきてあげなさい」





『「ありがとうございます!!!」』





PDにお礼を言った後2人で頭下げて部屋を出る
しばらく廊下を歩いて、お互いの顔を見合わせて拳を合わせた





『作戦成功したな』





「しかも3日だけじゃなくて、1週間も貰えたな」





『お前も良くやったな〜!』





Aは子猫に向かってニコニコしながら褒めている


だけど、俺が思うにこんな事しなくても最初から事情を話して3日間預かるだけって言えば許可してくれたんじゃないだろうか

それをAに伝えると





『俺もそう思ったけど、たまには困らせたいじゃん』




そうやって笑ったAに、それはパンPDと俺のどちらの方を困らせたかったのか聞けなかった。
 
 
 
 
 
 

エゴマの葉論争→←2



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作者名:shiro | 作成日時:2022年12月23日 13時

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