Protect you 2 (ページ6)

今日:35 hit、昨日:11 hit、合計:61,552 hit

猫パニックページ6

学生時代 YG side

　
　
　
　
学校が終わり宿舎へ帰る道中、Aが突然変なことを聞いてきた

『ねぇ、ユンギヤ』

「ん？」

『犬とか猫って好き？』

「何急に、好きだけど」

『そっか、今からちょっと寄り道しない？』

「ちょ、嫌な予感しかしないんだが」

『アハハッ、大丈夫だってー』

俺の返答に笑顔になったAに腕を引かれて、通学路の途中にある公園の植木の所へと連れて来られた

すると突然Aが植木の間に上半身を突っ込んでダンボールをそっと出してきた

あー、やっぱりな

『ねぇ、めちゃくちゃ可愛くない？』

いつもは穏やかな表情に余裕のある顔をしているA

だが今ばかりはマンネ達に負けず劣らず瞳をキラキラさせて、俺に無邪気な笑顔を向けてくる

やっぱり血は遠くてもテヒョンアとどことなく似てんなと思いながら、きっと俺もAに負けないくらい笑顔なんだろうなと思った

「どうすんの、宿舎じゃ流石に飼えないでしょ」

『そうなんだけど、今日の夜雨が降るって予報だったしほっとけなくて…
ユンギなら一緒に何か考えてくれそうだなって連れてきた！』

「つうか、いつ見つけたの」

『今日の朝だよ。ユンギが委員の仕事で早く行かないといけないって先に出て行ったじゃん。
そんで、ナムと歩いてたら声が聞こえて探したら居た』

「じゃあナムジュナも知ってるんだな？」

『そうそう、だけどナムジュナは今日提出期限のものがあるとかで学校終わり事務所に直ぐ行かないとダメだったから、帰りユンギに相談してみようってまとまって』

「勝手にまとめんなよ」
　
　
　
　
　
　
　