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SC side
最悪だ
他のメンバーが先に楽屋に向かったのは分かっていたから自分も早く戻ろうと急いでいたのに、最近いつも文句を言ってくるマネージャーが居た
「なんでリーダーのお前が1人遅れてるんだ」
また言われる
昔はこんな人じゃなかったように思う
よく気遣ってくれたし、相談にも乗ってくれた
僕たちがデビューして、暫くしてから少しずつ変わっていった
多分、僕たち以上にいろんな事に気を遣っているからこんなに言ってくれるんだろうと思っていたけど最近は何となく違う気もしている
メンバーのことを思うとジョシュアに言われた通り上に相談した方が良いのか、でも前までの関係を思うと、どうも動けないでいる
『ごめんね、俺のせいで遅くなってしまって』
頭を撫でられて顔を上げると、バンタン先輩たちがいて俺のすぐ横にAヒョンが居た
『ねぇ、スンチョラはこんな我慢する子だったっけ?
ある意味成長したのかな』
怒っていたマネージャーは、Aヒョンたちのマネージャーに連れられて離れて話をしている
『先に車行ってて良いよ』
NM「俺も一緒に行きます」
『ん、お願い』
どうやらお2人が楽屋まで送ってくれる事になったらしい
他の先輩たちもついて来ようとして、大勢で行ったら迷惑でしょってジン先輩に止められていた
NM「ヒョンが年下なら守ろうとするのは他グループでも有効なんですか?」
『んー?スンチョラは昔から知ってるから…
多分知らない子だったらここまで突っ込まないよ』
NM「それを聞いて安心しました」
この会話を聞いてやっぱり迷惑をかけてしまったかと少し落ち込む
『あ!ほら、ナムジュナがそんなこと聞くからスンチョラが落ち込んじゃったじゃん』
NM「ウェ!?ごめんね、違うよ!
Aヒョンの何かあったらすぐ保護してしまうところとか、人たらしなとこを言ってるだけで、エスクプス君を責めてるわけじゃないからね!」
RM先輩のその話だけでヒョンのことを心配しているのがよくわかる
SC「あ、はい」
『まったく…スンチョル、困った事があったらメンバーに頼れ。それも出来ないなら俺を頼ってもいいし、なんならナムジュナでもいいよ』
NM「え?余計に話しにくくないですか?」
『それもそうか
とにかく、話し合い!これが1番だよ』
扉をノックして返事が返ってくる前に扉を開けて中に押し入れられる
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作者名:shiro | 作成日時:2022年12月23日 13時