Protect you 2 (ページ42)

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やはり俺は弟という属性に弱いみたいだ

小・中学一緒で、通っていた道場に居た子。
よく努力して、年上相手にも組み手の練習をしたりして
俺も何度か相手をした事があった

練習後に一緒に駄菓子を買い食いしたり、年齢なんて関係なしに遊んだ事もあった

『ねえ、マネヒョン。
セブチのマネージャーのあれ何？』

連絡先交換したばかりのジョンハンから連絡が来て、マネヒョンを連れて舞台裏にやってきた

mn「やりすぎだな。あっちに居る知り合いに連絡しとく
それより交友があったのか？」

『良かった。うん、まあ』

mn「他と仲良くするのも良いが、自分の所もしっかりしろよ」

『もちろん！』

番組終わり、最後に歌う俺たち以外はステージをはけていく
各々お辞儀して、仲のいい人がいたらステージの上でハグをしたりちょっと話したり
いつもだったら俺もお辞儀だけだが、今回はやっとネタバラシした事でちょっと浮かれて、メンバーにペコペコお辞儀しているスンチョルに近づいて行く

『スンチョラ、おいでー』

メンバーの悪ふざけが始まっていたので、それを笑いつつスンチョルを腕に収める
他のセブチメンバーに手を振ってちょっと借りるねーと伝えて自分のパートを歌う

これで俺と仲がいいって広まってくれたらこれからも絡みに行きやすいし、可愛がれるし一石二鳥じゃん

『スンチョル、困った事があったらヒョンを頼ってくれてもいいよ』

口元からマイクを外して話しかける
近すぎて言えないなら、程々に離れてる俺に話してくれるかな？
少し期待を込めて

SC「ヒョン、もしかしてジョンハナかジョシュアから連絡が来ましたか？」

『バレてた？ふたりもスンチョルを思っての行動なんだから良いじゃん、俺は頼ってもらえて嬉しかったよ』

SC「…ヒョンって人たらしに拍車がかかってませんか？」

『いやわからん
けど、少しはよくなる風に動いていくと思うから』

SC「え？何したんですか？」

『俺じゃなくてマネヒョンの力
あ、スンチョラも行かなきゃね、カトクして！またね』

もうすでにステージ上は人が少なくて最後の人が階段を降りていくところだった

最後にお礼を言って慌ててスンチョルが去っていくのを笑って見送り、すぐに抱きついてきたテテを抱きしめ返して観客席に向き直り歌をうたう
　
　
　
　