Protect you 2 (ページ39)

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可愛い子はページ39

　
　
カムバックを果たし、音楽番組に出演するため楽屋までの廊下を少し早歩きで歩く
単独で取材が入っていたので早めに終わるよう頑張ったが予定ギリギリになってしまった
先に向かってくれと言われてマネヒョンは入口に俺を下ろして車を駐車している

その時、今日出演する予定のアイドルの子とそのマネージャーらしき人が話しているのが見えた

マネージャーはアイドルの子に向かって何やら怒っているのか声が少し荒くなっているのが分かる

こんな人が沢山行き来する廊下で何やってんだろう

『あの、いいですか？』

「あ？なんだ！？」

『ここ廊下ですよ。何にそんな怒られているのか知らないですが、注目浴びてます』

怒っていたマネージャーは周りを見渡すとコチラを見ているスタッフや、出演者にようやく気づいたようでアイドルの子に向かって「ちゃんと気をつけろよ！」と言って去っていった

何だあいつ

『大丈夫？』

「すみません、騒がしくして」

『や、俺は気にしないけど。これから出番でしょ？…んー』

「ぇ、ちょっ」

垂れ下がった眉が何だか可愛くてつい頭をワシャワシャと撫でてしまった

『ねえ、あの人いつもああなの？』

「あ、いえ…
僕がリーダーをしているのでよく怒られたりするだけで」

『そっか、…俺も準備しなきゃいけないから後で挨拶しに行くねー！』

「ぁ、はい」

少し困惑したような表情が可愛い…

キュンときた胸をさすりながらメンバーが居るであろう部屋へと向かった
　
　
　
　