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JN side
結局、何に悩んでいるのか聞く前にA自身が「早く食べないとマネヒョンが迎えに来るよ」と言って聞けず仕舞いになってしまった
多分はぐらかされた
無理に聞くのも良くないって思いと、目の前の美味しそうな料理が急がないとマネヒョンが来てしまって本当に食べられなくなりそうだったので席について食べ出した
その時ユンギと目があったので気にしていたのはユンギもなのだと気づいた
食べ終わった人が順次席を立ち、出かける準備をしているとマネヒョンが到着した
移動車は早いもの順で大体、僕とAが最初に乗り込む
『ジニヒョンって高校は男子校でしたっけ?』
JN「うん、そうだよ」
『はぁ、そっか…』
JN「ヤー!聞いといてなんだよその反応は!!」
『男子校なら告白とか関係ないですもんね』
JN「ん?え、なに告白でもされたの?」
『遠回しに何回断っても諦めてくれないんですよ』
JN「うわー、相手の子なかなか強いメンタルしてるんだね
あぁ、それで悩んでたの?」
『テテとの会話聞こえてましたか?
こんな内容テテにはしにくくて…』
Aによると相手は同業の子で、同年にデビューした子らしく音楽番組で会うと毎回距離を縮めてくるらしい
相手の名前を聞くと、確かに挨拶の時とかバックステージに行くとAの方に近づいて話しかけているなと思い当たった
デビュー時期が近いから普通に仲が良いのかと思っていたらそういうことだったのか
『音楽番組に一緒に出ることも多いし、直球に断ったらお互いに気まずくなるじゃないですか。
だから、君にそんな気はないよって遠回しに伝えてるのに気づかないのか何なのか見つかったら話しかけてくるし、正直周りに変な誤解されたくないから困ってて』
JN「そっかそれはいろんな意味で手強いな」
YG「それならジニヒョンに協力して貰えば良いじゃないか」
『うわっ!いつの間に来たの!?』
JN「ひゃー!!ヒョンの心臓止まりそうになったんだけど、ユンギヤ!!」
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作者名:shiro | 作成日時:2022年12月23日 13時