Protect you 2 (ページ28)

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好天ページ28

NM side
　
　
　
　
　
撮影中、機材トラブルによりスタジオが使えず1.2時間ほど間が空くと言われた
微妙な空き時間に本でも読んで待とうかと楽屋に戻り椅子に座ると

『ナムジュナ、ちょっとヒョンと一緒に外行こう』

NM「どこに行くんですか？」

『うーん、まあまあまあ』

NM「…わかりましたよ」

マネヒョンにはもう言ってあったのか、駐車場からマネヒョンが運転する車に乗り込むと少し走り電気屋へと着いた

Aヒョンの意図が分からず見つめていると

『さあ、ナムジュナ、カジャカジャ！』

背中を押されて車から降りたら、次は手を引かれてイヤホンコーナーへとやってきた

『ナムジュナ、もうBluetoothに残っている履歴たちは消しちゃいなよ』

NM「わあ！もしかしてAヒョン、買ってくれるんですか？」

『買ってあげるというか、弁償？
この前、イヤホンがソファーに置いてあるって知らなくて、落とした拍子に踏んづけて壊しちゃったからそのお詫び
誰のか分かんなくて謝るのが遅くなってごめんね』

「失くしたと思ってたらそんな所にあったんですね」

『それに実際に店で一緒に買った方が大切にしそうじゃない？』

「うっ、失くさないように気をつけます」

『ふふふ、攻めてるんじゃないよ
久々にこういう所で買い物出来るし、ナムジュナの失くしものに感謝だよ』

「へへっ、ヒョーン！
それで、イヤホンはどれでもいいんですか？」

『うん、好きなの選びな
ヒョンも良さそうなの探すから』

自分はよく失くしものをして残念な思いをする事ばかりだったけど
今回ばかりはAヒョンに言われるまでどこに置いたか分からなかったイヤホンに感謝しよう。気分が晴れ晴れとしている

よく使うワイヤレスのイヤホンを選んで、ヒョンが選んだものも一緒にお会計してくれた

"擦れる音とか嫌かもだけど、これだと失くしにくいでしょ"と言って首の後ろにコードがあるタイプも渡された
確かにこれだと片方だけ失くすことは無いだろうなと笑って車に乗り込んだ

mn「みんなから連絡来てたけど何にも言わずに出てきたの？」

『あ、言うの忘れてた』

NM「そうなんですか？！僕も言ってませんよ」

現場に戻るとみんなにズルいと言われまくったが、気分がいいので気にしない
早速新しいイヤホンを耳にはめて本を読んだ
　
　
　
　
　