秘密の共犯 ページ1
デビューするにあたって、PDから"テヒョンは非公開の状態でいること"と言われた
最初の頃はまだ良かった
まだまだ駆け出しでメディアへの露出も無く、ある程度みんな同じスタートラインだったから
けれど、デビューへのカウントダウンが始まると同時にSNSを活用する様になり、みんなが自分をアピール出来るようになった
それすら出来ないというのは、隠されている本人は勿論
一緒に居るのに隠さないといけないという立場に居る方も辛いことだった
TH「ヒョン、僕寂しいです」
『…うん』
TH「僕もみんなと一緒に居るのに」
『そうだね』
TH「僕、このまま公開されないままだったりしないよね？」
『テテ、大丈夫だよ』
TH「僕もペンのみんなと交流したいのに」
『…そうだ。テテ、ヒョンと共犯者になろうか？』
俺にしては悪い表情を浮かべた自覚はある
それに対してテテは目を大きくして困惑した様に瞬きをした
ーーーーーーーー
@BTS_tw…
こんばんは！
今日は過ごしやすい1日でしたね
俺が誰かわかる？
【写真】
【写真】
ーーー
|
@aaa
わー、ウィル君だ！素敵！
|
@bbb
口元から首までのアップの写真なんてセクシーすぎる！
|
@ccc
すぐに分かった！
willだ！
|
@ddd
目元で裏ピースしてる写真好きすぎる！
目元しか見えないのになんでこんなに可愛いの？
ーーーーーーーー
『テテ、みんなには秘密だよ』
TH「ヒヒッ！うん、秘密」
なんたって同じ血が流れているんだ
顔が少し似ていることくらい自覚している
それに俺がこんなに可愛がっているウリドンセンの悲しむ顔を見ていられるわけないって
みんな少し考えれば分かると思うんだけど
テテと2人似た表情を浮かべて笑い合った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 424人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：shiro | 作成日時：2022年12月23日 13時
