韓国人のBoyfriend【JK】4【特別編】

8話【JK】 ページ8

JK『へぇ』


〈へぇって…………
もっと他に言うことないの？〉



JK『ごめん、えっと、あの
おめでとう』




相手は、大邱で出会った同じ会社の人で、
少し前にプロポーズされて、
OKの返事をしたって
ヌナは俺に説明した。







JK『で、いつ結婚するの？』




〈彼、今仕事で海外にいるから、
帰ってきたら、結婚する〉




JK『そうなんだ。
だから釜山に帰ってきたんだ？』




〈うん。1ヶ月ぐらいいるつもり〉




JK『へぇー』




〈へぇしか言わないじゃん、グク。
そういう人に興味ないとこ、
小さい時から変わんないね？〉




そう言って、ヌナが笑うから
俺もつられて笑った。







釜山にいる時、
いつだってヌナを見てた。

ヌナといる時、幸せだった。




俺が中学生で、
ヌナが高校生で、
一緒に歩いてたら、
いっつも周りの視線は俺らに、
いや、ヌナに集中してた。



ヌナといる時の俺は
最高にかっこいい奴じゃん。

そんな事思ってたな。

なんて、
昔の事を思いだして、


あの頃みたいに、
また笑いあえるのが単純に嬉しかった。








〈Aちゃんとはどうなの？〉



JK『………うん、まぁ、普通ってゆうか、
遠距離だから、あんまり会えない』



〈Aちゃんはソウルにいるの？〉



JK『うん』



〈おばさん達には話したの？
日本人の子と付き合ってるって〉



JK『それは、まだ…………』



〈びっくりするんじゃない？〉




そうかな？

俺の親はどっちも、
日本人嫌いとかそんなんないし。

別に普通に受け入れてくれると思うけど。







〈ねぇ、グク〉


JK『ん？』



〈私、釜山にいる間、
このお店、手伝ったりしたらダメかな？〉

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