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7話【JK】 ページ7

JK『砂糖いる?』



〈いらない〉



もう誰もいなくなった店内。
カウンターに座ったヌナに、コーヒーを差し出した。





顔に似合わずブラックコーヒーが好きなヌナ。



Aちゃんはコーヒー飲めるようになった
って言ってたけど、
この間、ありえないぐらい砂糖入れてたな。

ってまた彼女の事を考えた。







JK『ごめん、ヌナ。ちょっと電話していい?』

そう言って、

携帯を取りだした。




Aちゃんから、
“おやすみ”
ってカトクが来てたのは20分前ぐらい。

まだ起きてるかもしれないって思って
電話をかけた。








ツーツーってコール音が何秒か流れて、
留守番に切り替わる。


Aちゃんに言わずに、
ヌナと二人っきりで話したりしていいか
分かんなかった。

いや、もう正確にいえば既に二人っきりだけど。



影でこそこそしてるみたいで嫌だから伝えたかったのに、
彼女はもう眠ったみたいだ。







仕方なくカトクにメッセージを打ち込む。




“ボラヌナが、店に来てて、
久しぶりに会ったから、
ちょっとだけ今から話すね”


それだけ打って送信した。








〈彼女?〉



JK『あー、うん』



〈Aちゃんでしょ?〉



そう言われて頷いた。



〈許してもらえたの?〉



JK『まぁ、』



〈そっか…………。
ねぇ、グクも座れば?〉



JK『いや、俺はいいよ。
まだ店の片付け残ってるし、』





カウンター越しに喋ってるヌナと俺。

俺達の距離は、これぐらいが多分ちょうどいいと思う。







JK『仕事辞めて釜山に帰ってきたの?』



〈うん。
…………グク、私ね、〉



JK『うん?』








〈結婚するんだ〉


俺を真っ直ぐ見つめて、
ヌナは言葉を噛み締めるみたいに、
そう言った。

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設定タグ:BTS , ジョングク , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
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moka(プロフ) - みのすけさん» みのすけさん、早速ありがとうございます!好きと言ってもらえて嬉しいです💕 (4月24日 6時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
みのすけ(プロフ) - mokaさーん!早速読みに来ました⭐︎ すれ違っちゃうのー!とハラハラしながら一気に読んじゃいました。mokaさんのお話好き🥰 (4月23日 17時) (レス) @page49 id: fb37bccf1b (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - さゆみん?さん» さゆみんさん、楽しみにしてもらえてたのが嬉しいです♡ありがとうございます💕いつかラブラブな二人をお見せできたら……😌♡ (3月22日 16時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
さゆみん?(プロフ) - 毎回一番に更新楽しみに読んでました!ご迷惑じゃなければ、その後の二人のラブラブな生活とかジンくんとかに報告したのを見てみたいです(^^) (3月22日 9時) (レス) @page50 id: 6af05c8434 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - 星那さん» 星那さん、見守って頂きほんとにありがとうございました♡すれ違ってばかりの二人だったので、ただラブラブな二人もみて頂きたいです😌 (3月18日 6時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:moka | 作成日時:2024年2月16日 17時

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