韓国人のBoyfriend【JK】4【特別編】

6話【JK】 ページ6

〈2年ぶりぐらいだよね？〉




JK『うん、………びっくりした。
こんな時期に帰省？仕事は？』




〈お店、忙しそうだね。
すごいお客さん〉




人の質問に直ぐ答えないとこ
変わってないね。


それに、
焼肉屋に似合わない
ヒラヒラのレースのワンピース着てんのも
ヌナらしくて。

高いヒールも、この店には不向きだよ。






〈おばさんから、
グクがお店開いたって聞いて〉



JK『ああ、』



〈それで来ちゃった〉



JK『来ちゃったって……
仕事は休み？大邱にいるんでしょ？』




〈辞めたの〉



JK『………………え？なんで？』








《ヒョン！
すみません、お客さんが呼んでる》



ヨンジュンの声が聞こえる。



店内は相変わらず満員でガヤガヤしてて、
ゆっくり喋れそうにない。



てか、仕事中だった、俺。





JK『ごめん、ヌナ、戻らなきゃ』



〈うん、いいの〉



JK『じゃ、』


って言って、
ヌナのテーブルに置いてある伝票を手に取った。

ヌナから金なんか取れないから。









伝票を握り締めた俺の手に
ヌナの手が触れる。





〈お店、終わるまで待っててもいい？
ちょっとだけ話したい〉

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