50話 ページ50
｢…………どういう事？｣
JK『そういう事』
…………そういう事？
さっきの言葉と、
花言葉の意味は真逆で、
｢終わりにしようって言ったじゃん｣
JK『もうすれ違うのは、
今日で終わりにしようって事。
これからはずっと一緒にいようね』
｢なっ……………｣
そんなの誰が分かるの？
なんでいつもそうなの？
花束だけでどうやって気持ちを分かれと？
｢何でいつも言葉が足りないの？
そんなんだからすれ違うんだよ｣
頭の中は色んな感情でぐちゃぐちゃで、
彼の言ってる事を上手く飲み込めない。
JK『そっちが俺がまだ話してんのに、
勝手に解釈して泣き出したんじゃん。
Aちゃんいつもそう。
俺の気持ち自分で想像して、
それが答えみたいに行動する。
何でそんな自分勝手なの？』
そう言われたら確かにそうで、
何も言い返せなくなる。
いつも私達ってこんなだ。
だからすれ違うんだね？
ジョングク君は、私の隣に座った。
“ごめんね、俺が悪かった”
なんて彼は言わない。
JK『……でも、好き』
JK『自分勝手でも何でも、全部好き』
JK『俺がAちゃんを嫌いになることはないし、Aちゃんだってそうでしょ？
だからもうやめよう。
離れようとするのは』
そうだよ、嫌いになんかなれない。
大嫌いだった出会った時から、
多分ジョングク君に惹かれてた。
何度すれ違っても、
一緒にいたくて、
私の小さい頃からの
“一生に一度の大恋愛がしたい”
って夢を叶えてくれたのは、ジョングク君で。
｢嫌いになれないよ。
ジョングク君以外好きになれないもん｣
そういうと彼はやっと私の肩に触れて、
ゆっくり胸に抱き寄せた。
JK『はぁ、やっと。
もう、マジで長かった』
大きな彼の腕の中はあったかくて、
安心する。
｢好き｣
って思わず呟くと、俺もだよって彼は言う。
そのままソファーに二人で倒れると、
どさっと音がして、
真上にはジョングク君の顔。
私の顔の横に肘をついて、
近い距離で目が合う。
そのまま重なる唇に戸惑って、
｢ちょっと待って｣
と声を上げた。
ジョングク君は、
JK『もう十分待った』
って私を愛しそうに見つめる。
その瞳を見つめると、
胸が甘く疼く。
これが恋だ。
私たちが送り合ったバラの花は
いつか散ってしまうけど、
この愛だけは、
きっと、永遠に枯れない。
そう、信じたいな。
end
終わり
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moka(プロフ) - みのすけさん» みのすけさん、早速ありがとうございます！好きと言ってもらえて嬉しいです💕 (4月24日 6時) (
レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
みのすけ(プロフ) - mokaさーん！早速読みに来ました⭐︎ すれ違っちゃうのー！とハラハラしながら一気に読んじゃいました。mokaさんのお話好き🥰 (4月23日 17時) (レス) @page49 id: fb37bccf1b (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - さゆみん?さん» さゆみんさん、楽しみにしてもらえてたのが嬉しいです♡ありがとうございます💕いつかラブラブな二人をお見せできたら……😌♡ (3月22日 16時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
さゆみん?(プロフ) - 毎回一番に更新楽しみに読んでました！ご迷惑じゃなければ、その後の二人のラブラブな生活とかジンくんとかに報告したのを見てみたいです(^^) (3月22日 9時) (レス) @page50 id: 6af05c8434 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - 星那さん» 星那さん、見守って頂きほんとにありがとうございました♡すれ違ってばかりの二人だったので、ただラブラブな二人もみて頂きたいです😌 (3月18日 6時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moka
| 作成日時：2024年2月16日 17時
