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48話 ページ48

ジョングク君の仕事終わりに会う約束をした。

次の日、電話がかかってきたのは、0時過ぎ。


お店はどこも開いてないから、
ジョングク君の部屋で話すことになって、
彼は私の部屋まで迎えに来た。






ドアを開けると、
服に着替えてた私を見て、
ジョングク君は、
『パジャマでよかったのに』
って言った。






JK『眠くない?』


「大丈夫。あっ、私の部屋でもいいけど、」


JK『いや、俺の部屋いこ?』




私の部屋に上がりたくない理由は、
考えない事にした。





ジョングク君の部屋は10階で、
私の部屋は2階。

エレベーターで部屋を移動する間、
ジョングク君が、私の手を握ったりする事はなかった。








彼の部屋に来るのは、あの日以来だ。


あの雨の日。

ここから、

いや、ジョングク君から、

私は逃げ出したんだ。










部屋に入ると、
ジョングク君は『ここ座って?』
とテレビの近くのソファーを指差した。

言われた通り腰かけると、
彼は私と距離を取るように、地べたに座った。






「ソファー買ったの?前来た時なかった」



JK『うん、さすがにソファーぐらいいるかなって。
あっ、コーヒー淹れよっか?』



「いらない。
砂糖いっぱい入れて無理して飲んでたけど、
やっぱりコーヒー苦手だから飲まない事にした」





そう言うと、
彼は笑って、
その方がAちゃんらしいよって言った。











JK『………会いに来てくれて、嬉しかった』



ジョングク君は噛み締めるみたいに、
そう言った。





JK『待たないでって言わせたのも俺だし、
不安にさせたのも俺なのに、
まだ好きでいてくれたんだって。
すげー嬉しかった』






JK『だけど…………』







言葉を慎重に選ぶように口にするから、

ジョングク君の話すスピードはゆっくりで、

昔より彼の韓国語が、聞き取りやすく感じた。






JK『Aちゃんが片思いから頑張るって言ったじゃん?
それ聞いて、苦しかった。
俺たちの恋って、Aちゃんが頑張ってばっかりじゃんって』





………そんな事ないよ?って言いたいのにな。

肝心な時に言葉が何にも出てこない。










JK『もういいよ、頑張らないで。
ごめん、ずっと振り回して』







聞きたくないな。
これからジョングク君が言う言葉を。





JK『何年もすれ違ってばっかのこんな関係、
もう終わりにしよう?』

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設定タグ:BTS , ジョングク , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
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moka(プロフ) - みのすけさん» みのすけさん、早速ありがとうございます!好きと言ってもらえて嬉しいです💕 (4月24日 6時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
みのすけ(プロフ) - mokaさーん!早速読みに来ました⭐︎ すれ違っちゃうのー!とハラハラしながら一気に読んじゃいました。mokaさんのお話好き🥰 (4月23日 17時) (レス) @page49 id: fb37bccf1b (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - さゆみん?さん» さゆみんさん、楽しみにしてもらえてたのが嬉しいです♡ありがとうございます💕いつかラブラブな二人をお見せできたら……😌♡ (3月22日 16時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
さゆみん?(プロフ) - 毎回一番に更新楽しみに読んでました!ご迷惑じゃなければ、その後の二人のラブラブな生活とかジンくんとかに報告したのを見てみたいです(^^) (3月22日 9時) (レス) @page50 id: 6af05c8434 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - 星那さん» 星那さん、見守って頂きほんとにありがとうございました♡すれ違ってばかりの二人だったので、ただラブラブな二人もみて頂きたいです😌 (3月18日 6時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:moka | 作成日時:2024年2月16日 17時

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