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45話 ページ45

そう言ったら、ジョングク君は、
“そっか”って言った後、

JK『……………ん?釜山に住む事にした?』
って私が言った言葉を、そのまま繰り返した。






JK『えっ?待って、どういう事?
仕事は?』




「仕事は、リモートで出来るように会社に申請して……」




JK『ちょっと待って、俺、頭が追いつかないんだけど。
釜山に住むって、もう家借りたって事?』





「うん………ジョングク君と同じマンション」






JK『ぇえ?』



って今日1番大きい声が、静かな店内に響いた。





驚かせるつもりはなかったけど、
驚かないわけなくて、

ジョングク君は、
『びっくりした』
って言った後、
思考停止したみたいに、
そのまま何も言わなくなってしまった。






また静かになった店内。



そうだよね。
今さら、そんな。
困るよね。


だけど、私は、
ジョングク君が好きで、
今度こそ、ジョングク君と一緒にいたいから。


だから、頑張るって決めたから。









ぎゅっと膝にのせていた手に力を入れる。
勇気を出して、足元に置いていた紙袋から、
バラの小さな花束を取り出して、
ジョングク君に差し出した。







「誕生日おめでとう」

って声が震える。


JK『えっ?覚えてたの?
ありがと……』



戸惑った顔をしながら、
ジョングク君は花束を受け取ってくれた。






「ジョングク君、私にいつも赤いバラの花束送ってくれてたよね?」





JK『………………うん、』



私が今、彼に渡したのは、

9本の赤いバラの小さな花束で、

ジョングク君が沢山送ってくれた、

大きな花束には、全然敵わないけど…………。








「この9本の赤いバラの花言葉は
“いつもあなたを想っています”
って意味なんだ」




そう言うと、

ジョングク君は目をパチパチさせて、

赤い花束と私を交互に見た。








「私、ジョングク君が今も好きです」

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設定タグ:BTS , ジョングク , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
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moka(プロフ) - みのすけさん» みのすけさん、早速ありがとうございます!好きと言ってもらえて嬉しいです💕 (4月24日 6時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
みのすけ(プロフ) - mokaさーん!早速読みに来ました⭐︎ すれ違っちゃうのー!とハラハラしながら一気に読んじゃいました。mokaさんのお話好き🥰 (4月23日 17時) (レス) @page49 id: fb37bccf1b (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - さゆみん?さん» さゆみんさん、楽しみにしてもらえてたのが嬉しいです♡ありがとうございます💕いつかラブラブな二人をお見せできたら……😌♡ (3月22日 16時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
さゆみん?(プロフ) - 毎回一番に更新楽しみに読んでました!ご迷惑じゃなければ、その後の二人のラブラブな生活とかジンくんとかに報告したのを見てみたいです(^^) (3月22日 9時) (レス) @page50 id: 6af05c8434 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - 星那さん» 星那さん、見守って頂きほんとにありがとうございました♡すれ違ってばかりの二人だったので、ただラブラブな二人もみて頂きたいです😌 (3月18日 6時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:moka | 作成日時:2024年2月16日 17時

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