検索窓
今日:123 hit、昨日:380 hit、合計:280,953 hit

37話 ページ37

JK『……何で?』



ジョングク君は驚いたような、
不安そうな、
怒ってるような、
よく分かんない表情で私を見た。


どんな表情でもかっこよくて、
大好きで、
目に焼き付けようって、
じっと彼を見つめる。






「私がいない間、
私に縛られる必要なんかないって事。
ジョングク君はジョングク君の好きなように、
過ごしたらいいよ」



JK『どういう意味?』


「だから、」


JK『俺とヌナの事、疑ってんの?
それで、俺ともう終わりにしたいって。
そういうこと?』



「私、ジョングク君が電話に出なかった時、
想像した。
二人は今頃きっと前みたいに、」


JK『Aちゃんが想像してる事は、
何もしてないって』


「じゃあ、ボラさんに指一本触れてない?」


って言うと、
私の顔をぱっと見て、
また、直ぐに反らした。



意地悪な質問をしちゃってるなって自分でも思う。




JK『……ヌナが色々あって泣いてたから、
背中擦ったり、そんな事はした。
でも、それ以上はほんとに何もないから』





ジョングク君が言ってる事は、全部本当だと思う。


だって、
ジョングク君って、多分嘘がつけない人だから。






「ジョングク君が何もしてなくても、
少なくとも私は、あの日ジョングク君の事信じなかった。
信じようとしなかった。
こんなんじゃダメだってそう思った。
だから……」



JK『…………はっきり言えよ。
だから、別れたいって言いたいんでしょ?』



「そう思うならそう思えばいいよ、」





ジョングク君の強い釜山弁に負けないように、
私は少しだけ声を大きくしてそう言った。



ジョングク君は、しばらく黙ったままで、

数分経って、立ち上がった。











JK『分かった、待ったりしない』




そのまま部屋から出て行く彼を見ないように
下を向いた。






ドアが閉まった音が聞こえる。











ジョングク君、
今の弱い私じゃきっとまた、
私達って同じ事の繰り返しだよ。





だから私は、

ジョングク君が隣にいなくても、

ジョングク君を信じられるように、

この恋を自分で守れるように、

強くなって、
きっと戻ってくるから。




その時、
もうジョングク君の気持ちが、
私になくても、
前みたいに片思いから頑張るから。



また一緒にいられるようになったら

もう今度こそ離れないように、

ずっと一緒にいようね。

38話→←36話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (537 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1425人がお気に入り
設定タグ:BTS , ジョングク , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

moka(プロフ) - みのすけさん» みのすけさん、早速ありがとうございます!好きと言ってもらえて嬉しいです💕 (4月24日 6時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
みのすけ(プロフ) - mokaさーん!早速読みに来ました⭐︎ すれ違っちゃうのー!とハラハラしながら一気に読んじゃいました。mokaさんのお話好き🥰 (4月23日 17時) (レス) @page49 id: fb37bccf1b (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - さゆみん?さん» さゆみんさん、楽しみにしてもらえてたのが嬉しいです♡ありがとうございます💕いつかラブラブな二人をお見せできたら……😌♡ (3月22日 16時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
さゆみん?(プロフ) - 毎回一番に更新楽しみに読んでました!ご迷惑じゃなければ、その後の二人のラブラブな生活とかジンくんとかに報告したのを見てみたいです(^^) (3月22日 9時) (レス) @page50 id: 6af05c8434 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - 星那さん» 星那さん、見守って頂きほんとにありがとうございました♡すれ違ってばかりの二人だったので、ただラブラブな二人もみて頂きたいです😌 (3月18日 6時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:moka | 作成日時:2024年2月16日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。