25話 ページ25
JK『ちょっと声聞きたくて』
カトクは毎日来るけど、
ジョングク君から電話がかかってくるのって
しょっちゅうじゃなくて。
だから、
まだお店にいるぐらいの時間に電話が鳴ると、
何かあったのかな?
って思ってしまう。
“おやすみ”
ってメッセージを送った後、
かかってきた電話は、
私からの連絡を待ってたみたいだった。
「どうしたの?」
JK『別に何もないよ。
ほんとに声聞きたかっただけ』
「ふふ、そっか。
お店は、片付け中?」
JK『うーん、まぁ。そんな感じ。
ねぇ、Aちゃん?』
「うん?」
JK『俺に話したいことない?』
突然の質問にドキっとしたのは、
ジョングク君に話してない事があるからで。
でもそんなのジョングク君が知ってるわけないし。
「……なんでそんな事聞くの?」
JK『いや、別に。
今日バイトの奴らに、
ヒョンって何か話しづらいオーラあるって言われたから、Aちゃんも何か俺に話したいのに、
話せないみたいな事あんのかなって、
ふと思っただけ』
“アメリカに1年ぐらい行かないか?
って誘われてる”
って言ったらジョングク君から返ってくるのは
どんな言葉だろ。
“待ってるよ”
とか、
“行かないで”
とか、
それか、
もしかしたら、
“じゃあ、俺たちもう終わりだね”
かもしれない。
「別に話したい事なんてないよ、」
って言ったら、
ジョングク君は『……そっか』って言った。
「あっ、やっぱりあった」
JK『えっ?何?』
「ジョングク君、好き」
JK『何それ』
って笑う声も好き。
JK『ねぇ、今ベッドにいる?』
「えっ?うん」
JK『ふーん。パジャマ着てる?』
「そうだけど、何?」
JK『いや、ちょっと想像した。
早く一緒に寝たいなって』
って珍しく甘いことを言うから
電話腰に私は赤面した。
「今日のジョングク君、何か変。
普段そんな事言わないじゃん」
JK『そう?言わないだけで、いつも思ってるけど』
なんて言われたら反応に困る。
「私もずっとジョングク君の側にいたいって、
言わないだけでいつも思ってるよ」
JK『…………じゃあ、絶対、
俺から離れたりしないでね?』
やっぱり今日のジョングク君は、
何か変だよ。
1425人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
moka(プロフ) - みのすけさん» みのすけさん、早速ありがとうございます!好きと言ってもらえて嬉しいです💕 (4月24日 6時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
みのすけ(プロフ) - mokaさーん!早速読みに来ました⭐︎ すれ違っちゃうのー!とハラハラしながら一気に読んじゃいました。mokaさんのお話好き🥰 (4月23日 17時) (レス) @page49 id: fb37bccf1b (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - さゆみん?さん» さゆみんさん、楽しみにしてもらえてたのが嬉しいです♡ありがとうございます💕いつかラブラブな二人をお見せできたら……😌♡ (3月22日 16時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
さゆみん?(プロフ) - 毎回一番に更新楽しみに読んでました!ご迷惑じゃなければ、その後の二人のラブラブな生活とかジンくんとかに報告したのを見てみたいです(^^) (3月22日 9時) (レス) @page50 id: 6af05c8434 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - 星那さん» 星那さん、見守って頂きほんとにありがとうございました♡すれ違ってばかりの二人だったので、ただラブラブな二人もみて頂きたいです😌 (3月18日 6時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:moka | 作成日時:2024年2月16日 17時