韓国人のBoyfriend【JK】4【特別編】

22話【JK】 ページ22

JK『いらっしゃいませ』


YG《どうも》



相変わらず忙しい店内。



俺を見つけて会釈するその人。
人の顔、覚えんの苦手だけど、この人は覚えてる。


色白で不健康そうな、
焼肉なんてがっついて食わなさそうな、
Aちゃんの上司。

Aちゃんが風邪引いた時、
抱き締めてた、あの上司。


たしか、ユンギって人。






YG《覚えてる？俺の事、》



JK『……はい。
Aちゃんの会社の人……ですよね？
今日はなんで？釜山に仕事ですか？』



YG《いや、連休取れたんで、軽く一人旅。
Aに、ここの焼肉めっちゃ上手いって聞いたんで、寄ってみた》



サラッと人の女、呼び捨てにすんなよ。





メニュー表見ながら、

YG《おすすめは？》
って聞くから、

“これが今日はおすすめっす”
って指差したら、俺のおすすめ無視して、

YG《さっぱりした肉ある？》

と呟く不健康男。


さっぱりしたって何だよ。








JK『モクサルをサンチュで包んだら、
結構さっぱりなるかもです……』


YG《じゃ、それで。
後、何でもいいから何かスープと、ビールで》






えっ、それだけかよ？
見た目同様小食らしい。





JK『分かりました、お待ち下さい』


YG《あっ、ジョンハン君、
あのさ、ちょっとこの後、話せない？
店終わった後でいいから》






俺はジョングクだけど、

俺と話したいって事？



悪気なさそうだから、訂正はしないけど、
何でこんな堂々と、
人の名前、間違えれるんだこの人。

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