韓国人のBoyfriend【JK】4【特別編】

3話【JK】 ページ3

は？何？
飽きられるって。




《俺、高校の時に付き合ってた子にめっちゃ尽くしてたんですよ。
その子だけ見てたし、その子のお願いだったら何でも聞いてあげた。
そしたらさ、優しすぎてつまんないってフラれた》



JK『へー、で？』



何この話って思いながら、
話聞いてる俺は、
ちょっとこの話に、多分興味があるんだ。






《だからもう二度と女の子に優しくなんかしない、尽くさないって決めて、適当に遊んでたら、
そっちの方がモテるんですよ。
意味分かんなくないですか？》






意味は確かにまぁ、
分かんないけど。

要は振り回す男がモテるって事でしょ？

でもさ、そんなのほんとの恋じゃないじゃん。








《だから俺は彼女なんて作んない。
だからヒョンも、あんまり一途じゃない方がいいですよ。
ちょっとぐらい遊んだっていいじゃん》








何か、こいつ、

昔の俺みたいじゃん。

ヌナを好きだった時、

そんな風に思ってたな。



彼女なんて
いらないって。

一途に誰かを想ってたって、無意味って。








でも、今は違う。

ほんとの恋したら、
お前も多分分かるよ。

駆け引きとか、
振り回した方がいいとか、
そんなんどうでもよくなるよ。





なんて、言葉はかけなかった。
自分でいつか気づくっしょ？








JK『話はいいから、早くまかない食べれば』


《あれ？ヒョンは？》


JK『後ででいいや、』



そう言って、休憩室から店内に戻った。





バイトと一緒に
まかない食べてる場合じゃないじゃん。


店は、今日も忙しい。





次は、いつAちゃんに会えるんだろ？
って考えて、
直ぐに考えるのを止めた。

今は働かなきゃ。




今より、

もっと、もっと。





で、いつか
成功して、
Aちゃんを迎えに行きたい………………
なんてね。

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