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20話【JK】 ページ20

〈グク昨日寝てないの?〉



開店前の仕込み中、
大きなあくびを繰り返す俺を見て、
ヌナはそう言った。




〈昨日、こっちに何時に帰ってきたの?〉


JK『うーん、1時ぐらい』





家に着いてから、
またAちゃんに会いたくなって
眠れなくて。
睡眠時間2時間ぐらいだった俺は、
ぶっちゃけ今、倒れそう。






人に会いたくて眠れなくなる夜って
想像以上にきつくて、
そろそろ俺は、
離れてる事が限界なのかもしれない。








〈開店までちょっと裏で寝てきたら?〉



JK『いや、大丈夫』



昨日無理矢理休んだから、
やらなきゃいけない事沢山あるし。








〈そう?無理しちゃダメだよ〉


そう言いながら、
ヌナはお店のテーブルを拭いて、クロスをかける。


ヌナが来てくれて正直助かってる。

店は細かい所まで掃除してくれるし、
男には出来ないお客さんへの気遣いも出来るし、
何より店が明るくなった気がする。









JK『ヌナ、ありがとね。
昨日も店出てくれてほんと助かった』



〈ふふ、いいよ。
私、暇だって言ったでしょ?〉



JK『いつまで店、手伝ってくれんの?』


〈……うーん、そうだな。
………………………グク、私ね、〉







ヌナが言いかけた言葉は、
店の電話が鳴る音でかき消されてしまった。







〈私、出るよ〉



JK『ごめん、ありがと』


そう言って電話に出るヌナを見つめる。








俺が作業してて、
彼女が店の電話に出る。
彼女が
“ジョングク君、来週団体さんの予約大丈夫?”

って俺に声をかけてきて、

“大丈夫だよ”
なんて、俺が答える。





何かいいな、そういうの。



目の前にいるのはヌナなのに、
俺はAちゃんの事を考えた。

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設定タグ:BTS , ジョングク , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
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moka(プロフ) - みのすけさん» みのすけさん、早速ありがとうございます!好きと言ってもらえて嬉しいです💕 (4月24日 6時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
みのすけ(プロフ) - mokaさーん!早速読みに来ました⭐︎ すれ違っちゃうのー!とハラハラしながら一気に読んじゃいました。mokaさんのお話好き🥰 (4月23日 17時) (レス) @page49 id: fb37bccf1b (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - さゆみん?さん» さゆみんさん、楽しみにしてもらえてたのが嬉しいです♡ありがとうございます💕いつかラブラブな二人をお見せできたら……😌♡ (3月22日 16時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
さゆみん?(プロフ) - 毎回一番に更新楽しみに読んでました!ご迷惑じゃなければ、その後の二人のラブラブな生活とかジンくんとかに報告したのを見てみたいです(^^) (3月22日 9時) (レス) @page50 id: 6af05c8434 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - 星那さん» 星那さん、見守って頂きほんとにありがとうございました♡すれ違ってばかりの二人だったので、ただラブラブな二人もみて頂きたいです😌 (3月18日 6時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:moka | 作成日時:2024年2月16日 17時

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