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12話 ページ12

「……………え?待って。
ユンギさんいつから行くんですか?
そんないきなり」


軽くパニックになってジタバタする私を
ユンギさんは横目でチラッと見て笑う。






YG《半年後かな》


「何で言ってくれなかったんですか!」


YG《だから今、言ってんじゃん》








アメリカ…………。

ユンギさんがいなくなる。

それって私には一大事で。

だって、ユンギさんがいたから
ここまで頑張って来れたんだもん。







「ユンギさん行かないで下さい」


YG《いや、行くよ》


「そんな、冷たい。
私をこの会社に誘ったのは、ユンギさんでしょ!」


YG《だから、Aも行こうよ》


「私が行って何するんですか?」


YG《資料よく見てみ?
日本語や韓国語に翻訳出来る人1名って書いてるじゃん?
英語も喋れるだろ?》



「…………私には無理です」





英語はペラペラじゃないし、

それに私は……………






YG《何で?中々こんなチャンスないじゃん。
翻訳の仕事もしてみたいって言ってなかった?》


「そうですけど、」


YG《やっぱ彼氏が気になんの?
てか名前何だったっけ?Aの彼氏》


「ジョングク君です」


YG《覚えにくい名前》





別に覚えにくくないでしょ。
ユンギさんに覚える気が無いんだ。




YG《もっと仕事で上目指したいって
言ってなかったっけ?》


「それは言いましたけど、」


YG《それに、1年だよ?
あっという間じゃね?》







1年なんて、私には無理だ。

ジョングク君と離れるなんて。










「これ以上、彼と離れたくないんです」


そう言ったら、ユンギさんはふっと笑った。

その笑顔の意味は私にはよく分からない。






YG《まぁ、いいけどさ。
まだ時間あるからちょっと考えてみろよ》


「……でも」



YG《男の気持ちは明日になったら変わって、
お前の事裏切るかもしんない。
でもお前が仕事で頑張ってきた事は消えないし、
絶対裏切らないよ》


そう言うと、ユンギさんは残りのウイスキーを
一気に飲み干した。

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設定タグ:BTS , ジョングク , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
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moka(プロフ) - みのすけさん» みのすけさん、早速ありがとうございます!好きと言ってもらえて嬉しいです💕 (4月24日 6時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
みのすけ(プロフ) - mokaさーん!早速読みに来ました⭐︎ すれ違っちゃうのー!とハラハラしながら一気に読んじゃいました。mokaさんのお話好き🥰 (4月23日 17時) (レス) @page49 id: fb37bccf1b (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - さゆみん?さん» さゆみんさん、楽しみにしてもらえてたのが嬉しいです♡ありがとうございます💕いつかラブラブな二人をお見せできたら……😌♡ (3月22日 16時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)
さゆみん?(プロフ) - 毎回一番に更新楽しみに読んでました!ご迷惑じゃなければ、その後の二人のラブラブな生活とかジンくんとかに報告したのを見てみたいです(^^) (3月22日 9時) (レス) @page50 id: 6af05c8434 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - 星那さん» 星那さん、見守って頂きほんとにありがとうございました♡すれ違ってばかりの二人だったので、ただラブラブな二人もみて頂きたいです😌 (3月18日 6時) (レス) id: 13af285613 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:moka | 作成日時:2024年2月16日 17時

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