韓国人のBoyfriend【JK】4【特別編】

【特別編】1話 ページ1

〈まだ残るの？〉



｢うん、もうちょっと｣






彼に会いに釜山へ行ってから、
1ヶ月。





最近仕事が、とっても忙しい。

定時に終わる事なんて、
ほぼなくて、毎日残業ばっかり。




ジョングク君に会ってから
1週間ぐらいは、
会えた余韻で何でも頑張れたけど、
1ヶ月も経てば、寂しくて、会いたくて、

あー、
私、遠距離に向いてないのかもって。








同僚のテヨンが買ってくれた
栄養ドリンクを飲み干して、
あと少しって自分に気合を入れた。





仕事が終わって、
会社を出た頃には
もう22時で、
今日はご飯作るのサボっちゃおうって、
会社の近くのコンビニに立ち寄った。



サラダとパスタを選んで、
レジでお会計をして、
自動ドアに反射して映る自分を見つめる。


髪はボサボサで
疲れた顔した自分は、見ていられない。









ジョングク君は今、
料理を作ってる？


接客してる？










｢………………会いたいな｣


って呟いた日本語は空気に消えていって、

空を見上げながら、

自転車を漕いで、寮へ帰る。









その日の夜中、

いつも通り
ジョングク君から
“おやすみ”
って一言カトクが来た。








会えない分募る想いはどんどん大きくなって、

抱えておくのがしんどくて。







前付き合ってた時と変わらず、


１日に2通送られてくる


“おはよう”
と
“おやすみ”





それだけじゃ、
私はそろそろ足りなくなってきてる。

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