君を想う4------TH

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1時間ほど文字を打っては消してを繰り返してやっと出来た文章




決心して送信ボタンを押す




そして、携帯を止めるように携帯会社に連絡を入れる






｢これでいいよね｣



深く深呼吸をして




新しく契約した携帯を持って、あの海に出かけた







今日は梅雨の合間の貴重な晴れ




キラキラ光って綺麗な海




目を閉じると今でも鮮明に思い出せる彼の横顔



甘えたで嫉妬深くて
わがままだけどとびきり優しくて
抱きしめた時の匂いも身体に響くあの低い心地よい声も
幼さの残る笑顔も





全部大好きだった





夢のような時間をありがとう




こんな別れ方して本当にごめんね




きっと時間が経てば私の事なんて忘れてきっとまた恋をするんだろうな



















これからこの子を大事に育てるよ



あなたに似て心の綺麗な子になりますように








｢クムシラコ...｣

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