君を想う4------TH

155 ページ5

｢おはよぉーーー朝だよーーー｣


ゆさゆさ揺する


TH『んー...』



『起きてよー』



TH『ん』



返事はするけど目があかない様子


両目を指でひらいて息を吹きかける

｢ふー｣


TH『！、んーーもぉーーもっと可愛く起こしてよぉ笑』



『ふふ、起きれた？』



ムクっと起き上がって、また今日も芸術的な寝癖
まだ目は半開きで両手を広げる


TH『ん』


『おはよ』


横に座ってギュッと抱きしめ合う
落ち着く大好きな匂い



TH『毎朝これがいいなぁ』


『目に息かけられて起こされたいの？』



TH『もぉ、そっちじゃないよー』



『ふふ、わかってるよ』


TH『おはよ、A』



私のおでこにちゅっとキス




幸せな朝

『毎朝これだと幸せすぎて仕事行けなくなるよ、笑』


更にぎゅっときつく抱きしめる


TH『行かなくていいよ、僕が仕事頑張るから、Aは家で僕のこと待っててよ』

心地いい低い声が身体中に響く


『専業主婦ね、笑』


TH『でー子供は何人でもいいかなーー、Aに似たら可愛いんだろーなー』



『....わ、私よりテヒョナに似て欲しいよー、でもテヒョナに似たらまたアイドルになっちゃうかもね』


TH『だめだめアイドルは反対！』


『どーして？』


TH『好きな人の事幸せにしてあげられないもん』



『ふっ、パボ』
『充分幸せなんだけど？』

TH『ほんとに？』



『ほんと』

TH『ねぇA』


『ん？』


TH『僕はもうAで最後だから、覚悟しててよ？』



『え？』


TH『棺桶に一緒に入るくらいずっと一緒に居るから』



『ねぇ、棺桶には一緒に入れないんじゃない？それお墓でしょ？笑』


TH『もぉ！とりあえず死ぬまで一緒に居てねってことだよ！笑』



『....うん、そうなれたら凄く嬉しいな』


『テヒョナ、朝ごはん作ったから一緒に食べよ？早く用意しないとマネージャーさん迎えに来ちゃうよ！』



TH『あ、え！朝ごはん？食べる！』






シャワーしてる間にテーブルに用意して
2人で｢いただきます｣して他愛もない話をしてご飯を食べる

美味しい美味しいと言って沢山食べてくれた

食べ終わる頃にマネージャーさんが迎えに来て、余ったお米におかずを入れておにぎりにして渡した



いってきますと軽くポッポをして仕事に行く彼を見送った

156→←154

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す