183___JM ページ33
縦抱きで抱きしめてるから赤ちゃんの後頭部しか見えない
Aさんはゆらゆら少し揺れながら
「良かったら座ってください」
と言ってテーブルに案内してくれた
JM「その子のことバレたくなくて玄関までだったの?、その子....Aさんの子?」
向かいの椅子にゆっくりと赤ちゃんと座ったAさん
「はい、、私はこの子と生きると決めました。だからテヒョンとは一緒に居れないって思って...」
もうダメだ...テヒョンは避妊しっかりしてるって言ってたからテヒョンの子なわけないし
Aさん寂しくて浮気してたのか...
JM「じゃあさ、ちゃんと振ってあげてよ」
「...」
また涙を流すから、またイラッとして
テヒョンにもう会わせたくない
思ってること全部言ってやろう
JM「あのさぁ!」
と少し声を荒らげたところで赤ちゃんがこっちを振り向いた
ドクン
心臓が止まるかと思った
JM「....Aさんその子の顔ちゃんと見せて」
Aさんは膝に乗せて前抱きにしてこっちを向かせてくれた
俺と目が合ってニカッと笑った
その顔があいつそのままで
一気に全て悟って声が出ない
その代わりに目から涙が勝手にこぼれ落ちた
「ごめんなさい、勝手に決断して勝手な行動を取ってしまって、テヒョンを凄く傷つけました。でも、この子をおろす選択肢が私の中にはなくて、、こう言う形しか私には思いつかなかったんです。ホントにごめんなさい」
俺は涙を拭いながら
JM「...Aさんごめん、辛かったよね。1人で全部背負わせちゃってごめんなさい。」
「うっ....っ」
Aさんは声を殺しながら沢山泣いた
きっとずっと心細かっただろう、1人でずっと
JM「でもね、テヒョンはきっと話して欲しかったと思う、今回の行動はAさんの気遣いと優しさだってわかるけど、少し違うと思うよ、それは世間と会社と僕達の事まで考えてくれたからでしょ?」
静かに頷く
俺たちがただの会社員だったらこんなことになってなかった
テヒョンの為に...Aさんは1人で地元から離れた人気のない町に引っ越して...
もっと早く見つけ出せたら良かった
泣き続けるAさん
JM「その子の名前は??」
Aさんか指さしたのはベビーベッド横の壁に貼られた命名書
そこには泰海と書いてあった
テヒョンの漢字が入ってた
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rei(プロフ) - ちふゆさん。ありがとう🥹ほんとに嬉しい (3月22日 21時) (レス) @page44 id: ca6de663e9 (このIDを非表示/違反報告)
ちふゆ(プロフ) - なゆさん» やっとです🥲ドキドキです🥲 (2月23日 17時) (レス) id: fe6888fa87 (このIDを非表示/違反報告)
ちふゆ(プロフ) - 。さん» 嬉しいコメントありがとうございます🥲 (2月23日 17時) (レス) id: fe6888fa87 (このIDを非表示/違反報告)
ちふゆ(プロフ) - reiさん» 神様はいるみたいです♡♡♡ (2月23日 16時) (レス) id: fe6888fa87 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ - わぁ… いよいよ…ドキドキします (2月22日 21時) (レス) @page43 id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちふゆ | 作成日時:2023年3月13日 23時