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「っ.......」



病院に着いてから6時間は経った



夕方に出されたご飯は辛うじて少しづつ食べれたけど
ほとんど味がわからなかった...




1人でこの痛さと戦ってると少し泣きたくなる
強く心に決めた気持ちも、想像していた以上の痛みのせいで弱音を吐きたくなってきた



痛みが限界にきて、助産師さんに声をかけると
内診をして

「我慢強いんだねぇー!こんなになるまで声掛けないなんて!笑。もう産まれるよ!」



と急いで出産の準備にかかる



少しの緊張と、この痛みに終わりが見えたことに少し安心して、指導されたままにいきんで、休んでを繰り返す









しばらくして大きい可愛い泣き声が響き渡った


なんて可愛い産声

少し低くて優しい産声



「元気な男の子ですよー!」




私の左腕の中にタオルにくるまれた小さな赤ちゃん

顔は浮腫んでるのに、泣いてる口の形がテヒョンと同じで、彼にそっくりで

可愛くて愛しくて涙が止まらなかった


「初めまして、ちびテヒョンくん」

小さな声でそう挨拶して頬っぺを触った


こんな気持ち初めてで、こんな幸せな気持ちをくれた、彼と赤ちゃんに心から感謝する




産まれて数分なのにこの子のためならなんだってできる気がした
















次の日から初めての育児

毎日毎日変わっていく顔を毎日沢山写真を撮る

どんどん浮腫が取れて顔がはっきりしてくると
私の遺伝子はどこにあるのか分からないくらい
テヒョンにそっくりで、たまに笑っちゃう時がある



今日も可愛い姿を写真に残してると、病室の扉にノックの音


看護師さんかな?と思い返事をする

「?はい、どうぞ」






扉が開いて顔をのぞかせたのは




クミ「さぷらーーーいず♡」




「く、くみ!?」



クミ「もーいても立ってもいられなくて来ちゃった♡」


「くみぃぃぃーーー」


子供みたいに泣いてしまうわたし


クミ「頑張ったねーお疲れ様!」

優しく抱きしめてくれる


「来てくれてありがとう」

クミ「赤ちゃん抱っこしていい??」

「もちろん!」



そっと慣れた手つきで抱き上げて優しい顔でミニテヒョンを見るクミ



クミ「ねぇ、パパにそっくりだね、笑」



「だよね?私に似てるとこ無くて...笑」


クミ「あ、耳はAだよ、あ足も。笑」


「それだけ?笑」


クミ「名前は決めたの?」

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設定タグ:BTS , テヒョン , 防弾少年団   
作品ジャンル:タレント
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rei(プロフ) - ちふゆさん。ありがとう🥹ほんとに嬉しい (3月22日 21時) (レス) @page44 id: ca6de663e9 (このIDを非表示/違反報告)
ちふゆ(プロフ) - なゆさん» やっとです🥲ドキドキです🥲 (2月23日 17時) (レス) id: fe6888fa87 (このIDを非表示/違反報告)
ちふゆ(プロフ) - 。さん» 嬉しいコメントありがとうございます🥲 (2月23日 17時) (レス) id: fe6888fa87 (このIDを非表示/違反報告)
ちふゆ(プロフ) - reiさん» 神様はいるみたいです♡♡♡ (2月23日 16時) (レス) id: fe6888fa87 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ - わぁ… いよいよ…ドキドキします (2月22日 21時) (レス) @page43 id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちふゆ | 作成日時:2023年3月13日 23時

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